【傭車業務の変化】ツールと働き方、そして未来への展望

傭車業務の変化:ツールと働き方、そして未来への展望

この記事は傭車の受発注を中心とした配車業務の歴史についてのものです。

傭車業務の変化

傭車の受発注業務は、私がたずさわってきた、たったの20年の間にずいぶんと様子が変わりました。ツール一つとってみても、ビジネスホンにはナンバーディスプレイがつきましたし、携帯電話で配車する人も増えました。昔は配車帳と電話の前でひたすら電話していましたが、今ではパソコンのディスプレイが目の前にあることが当たり前です。

電話料金もずいぶん変わりました。昔は銅線メタルケーブルだったため、市外局番の電話番号に電話すると料金が高くついていました。通信費は少しでも安いほうが良いので、いかに電話をかけずに成約できるかが重要で、配車経験が長い担当者が重宝されていました。今は光ファイバーのひかり電話が主流で、全国一律の低価格。さらに携帯のかけ放題プランがあるので、通信費をあまり気にすることなく配車業務に取り組んでいます。

配車のやり方もわずか10数年で大きく変化しました。昔は、取引先との関係づくりと受発注業務が繋がっていて、濃い人脈を長い年数をかけて積み重ねていく方法が主流だったので、やはり経験がものを言う業務だったと言えます。昨今ではオンライン求荷求車が普及し、電話とインターネットが繋がっていれば、それほど濃い人脈づくりをしなくても、遠方の同業者と簡単に取引できるようになりました。

ツールの進化とそれを使う人間の変化により、業界も静かではありますが変化をしています。例えば、傭車の受発注業務を行う時間。ひと昔前は17:00を過ぎたころから、翌日の輸送依頼をしてくる業者でにぎわっていましたが、最近では夕方遅く電話をしてくる業者はいなくなりました。土曜日に営業している業者も減りつつあります。

まとめ

こうやって考えると、働き方、取引方法など、少しずつ変化し「20年前と比べると大きく変わっている」というようなことが起きているということになります。だから、これからどうなるか分からないと不安になる2024年以降も、何だかんだでそのように対応する世の中に変化しているのかも知れません。だからといって、楽観していれば良いとは思いませんが、「物流クライシス」の言葉のように破滅的な未来が待っていると悲観する必要もないのではないでしょうか。