自動運転とインターチェンジ拠点の関係とは?

自動運転とインターチェンジ拠点の関係とは

夢みたいだと思っていたトラックの自動運転技術。最近ではその導入実験が進んでいます。TOKYOモビリティショーでは、東名高速で自動運転の試験走行をしている様子を見ることができました。この記事では、自動運転技術が物流業界にもたらす効果について考えてみたいと思います。

物流業界の課題を解決する新たな可能性

無人のトラック運転席で、ハンドルだけがクイッ、クイッと動いて道路を走っていく様子。モビリティショーでその映像を目の当たりにしたときは、軽く鳥肌が立ちました。実際の高速道路ですよ!「自動運転なんて、中国ではとっくにバスが走ってたりして、日本でも導入する自治体がいたりして、別に普通だよね」なんて思ってましたが、高速道路を走るんか~、と思うとちょっと凄いな、と思ってしまったというわけです。

アダプティブ・クルーズ・コントロール(あってるっけ?自信ないな~)がついている乗用車を初めて運転したとき、目の前に車がいると一定の距離を保って速度を自動で落としてくれるんで「すっげ~」と感動したんですが、レーンキープ機能はそれを過信してはいけないっていうレベルだったんです。乗ったことがある人は分かると思います。それが、無人で高速道路を走行していくなんて、どんな技術なんだろうって、ちょっと興奮してしまいますよね。

さて、この自動運転技術が、実際に当たり前のようにつかわれるようになるとどうなっていくんでしょう?

ドライバー不足の解消はきっとできるでしょうね。でも、自動運転トラックがどんな運行コースも走っていけるようになるには相当な時間が必要になるんじゃないかと予想できます。そこで注目するのが、最近よくインターチェンジ付近にできる超大型の物流施設(倉庫)です。インターからインターまでの高速走行を自動運転トラックが担当する、というのであれば、数年でできるようになるかもしれません。なるほど、だからインター近くの倉庫が増えてるんだ。

でも、自動運転トラックの開発にかけている費用を考えると、走るようになった自動運転トラックを通常規模の運送会社が手を出せる(購入できる)金額になるまでプラス数年はかかるでしょうね。超大手の物流企業だけしか関わりのない話なのかもしれません。

自動運転の技術は今のトラック業界を大きく変えてしまうかもしれないものです。ずいぶん先の心配をすれば、ドライバーさんの仕事を奪ってしまうかもしれない技術です。でも、だからといって、ドライバーさんが要らない世の中がすぐにくるのかって言われると、そんなことはないと思います。「AIが人の仕事を奪っていく」「あの仕事とこの仕事は無くなってしまう」こんな話を聞き始めてから、もうすぐ10年は経ちます。そうなるかどうか分からないことを心配している暇があるのなら、一件でも多くの荷物を運んで稼がなきゃ!です!

まとめ

自動運転すげー!でもまだまだ人の力が必要だよ!

最後までお読みいただきありがとうございました!