荷物予報の重要性と分析方法

荷物予報の重要性と分析方法

「明日は荷物が多いのか、少ないのか」というような心配をされている担当者もいるのではないでしょうか。天気予報や占いのようですが、今回はまだ傭車の受発注業務に慣れていないという担当者に向けて、明日の荷物予報のやり方について記事を書きます。

配車の鍵となる情報収集

例えば、天気予報はテレビで見なければ分からない時代もありましたが、今ではスマホアプリでリアルタイムで天気予報の情報を手に入れることができます。これと同じように運送業にもオンライン求荷求車という便利サービスがあります。ここに出ている情報量を見れば、明日以降の荷物予報がある程度はできます。

しかし、私が新人教育をするときには、これが全てであるように教えることはしません。天気予報と違い、荷物予報は観測するものが人の意志であるからです。人の意志には、総意のような大勢の意識の塊と、個別の意志があります。求荷求車の情報量というのは総意であり、詳細な物流の動きを表しているわけではないのです。

荷物予報の分析方法

荷物予報は自分が得意な分野と総意の両方を重ね合わせて分析すると良いでしょう。自分の得意な分野と言えば、自社荷主の荷物情報や関係が深い取引先が取り扱う荷物の情報などです。例えば、飲料であれば季節的な荷動きや、新製品発売時などの予測する材料があるでしょう。他にも「最近、大量に倉庫へ輸送したけど、物が売れていないから荷動きは少なくなる」などの情報もありますね。このような得意分野というか、自社しか知り得ない情報と、総意にあたる大きな業界の状況を重ねてみることで、自社だけに有利な荷物予報ができるようになります。

よく私のところに「明日以降の荷動きはどんな感じですか?」という電話をかけてくる人がいます。私が荷物予報が得意だから、というわけではありません。皆、関係が深い取引先の情報を収集しているのです。この情報収集こそが、配車には必要な要素なのだと私は思います。

まとめ

配車、傭車の受発注とは、パズル合わせのような簡単なマッチングではありません。発注する傭車を間違えば、製品事故などで荷主やそれに関わるステークホルダーすべてに迷惑をかけてしまいます。そのようなことにならないようにするためにも、さまざまな情報から分析する荷物予報がこれからも必要です。