
こんにちは。配車ステーションプロジェクトディレクターです。
今回は、先人から受け継いだ思いについてお話したいと思います。
次世代に継承する配車業務への思い
私は沢山の人に恩があります。取引先の立場でありながら、私に色々なことを教えてくれた人たちです。こういうのは暑苦しい話になるので嫌われがちですが、語らせてくれると幸いです。
その恩人たちは、「いつか返してくれれば良いよ」と言って沢山のことを教えてくれましたが、私からは何も返せないまま引退していってしまいました。だけど、このように話してくれた方がいました。
「君に教えてやるのは自分を食わせてくれた業界への恩返しだ」
その方は戦後すぐの生まれで、私なんかよりも大変な時代を生きてこられています。だからこそ「食わせてくれた業界」という言葉にはそれ相応の重みがありました。彼らが必死に生きた時代の上に私たちの時代があると実感できる言葉でした。
同じように私も受けた恩を次世代に贈っていかなければならないと思いました。仕事の継承について、先人たちと同じ方法に拘るのはきっと違います。私たちの世代が私たちなりの方法で次の物流の新時代に見合った形で継承すべきでしょう。しかし、たとえ暑苦しくても私が継承した「先人への感謝」「次世代への思い」は変えずに受け継いでほしいと思っています。
どれだけ便利になっていっても、私たちは人です。心は変わらず残り続けるからこそ、大切な想いを受け継いでいってほしいと願っています。